野菜作り5年目。去年の出來はまずまずでした。
管理機が欲しーーーい!
今年は野菜作り5年目になります。2年ほど前から叔母の家にあるHONDAの管理機F220を借りていましたが、そろそろ自分の管理機も欲しくなってきました。
そうかと言って、安い物でもないし、農機具屋へ行って中古は出ないか?と聞いたところ、皆さんとことん壊れるまで使い切るらしく、中古はなかなか出てこないとの事でした。
そこでYahooのオークションを覗いてみたところ、かなりの出品があるようでした。しかし、これがどの程度の物なのか?
オークションですから、出品者を信用するしかありません。
48000円即決で出品されていたものを落札し、10日後くらいには手元に届きました。
ホンダ管理機 F220の中古購入
想像以上に綺麗な品でチョット驚き。
早速、燃料を入れ、オイルチェックをして使い始めましたが、あまり言うところもないようです。
数日使って改めてオイルチェックをしてみたら、オイルレベルは下がってしまっていました。
あれ?、この間は十分入れたと思ったのですが、こんなに早く減ってしまうものなのか?
そこで、一度徹底した整備をする事にし、ネットでF220のプロ用の整備マニュアルを見つけこれを参考にしての作業です。
このマニュアルに依ればギヤオイル、エンジンオイルのオイルレベルチェックは正確に機械を水平にして行うように書かれていました。
それによれば、水平にするには
1)平らな所に置く
2)抵抗棒を中間の高さにセット
3)抵抗棒の下に15mmの厚さの板を置く
この状態で水平になるので、こうしてからオイルレベルを点検すればいいようでした。
しかし、エンジンオイルは毎回使用前に点検、と書かれているのに、使う度に平らな所に持って行って、抵抗棒の位置を変え、下に板を敷いて....
イチイチこんな事やってられるか!
しかしまぁ、初回だけはマニュアル通りにやってみましょう。
まず、エンジンオイルは全量で300ccなのだそうですが、今回は継ぎ足しだけで済ませました。
ギヤオイルが半分も入っていなかった!
次にギヤオイルは点検穴のボルトを外してそこから滲んでくるくらいになれば適正量のようです。
ところが、滲んでくる様子はありません。
継ぎ足してみましたが、かなりの量が入ってしまいました。今までは本当に少ししか入っていなかったようです。点検穴のボルトが手で廻ってしまうくらいに緩んでいたのも気になります。
キヤオイルは全量では900ccとなっていましたが、半分入っていたかどうかくらいのレベルでした。
これは本当に早く気がついて良かったです。
あと、気になるのはアイドル状態から運転状態にスロットルを開けた時、一瞬エンジンがもたつく事があり、これが気になっていたので、エアークリーナーのフィルターと点火プラグも交換しました。
この何でも無いプラグ交換に一苦労。
我が家に3つ程のプラグレンチがあったのですが、これが全くサイズが合わないのです。
F220のプラグを外すには16mmレンチが必要でした。
仕方ないので、16mmのプラグレンチを買いに行った所、そのサイズのレンチはありませんでした。近くにあったプラグレンチ代わりに使えそうな長めのボックスレンチのコマが10個近く入った物が1500円程であったのでこれを購入。
苦労の末、これでようやくプラグ交換も出来ました。
キャブを分解、点検清掃
ここまでやったらキャブもオーバーホールして綺麗にしておこうと外せる部品は全て外して綺麗にしておきましたが、汚れはそれほどありませんでした。
整備もここまでやっておけばいいかと思い暫くそのまま使っていましたが、あの吹き上がり時のエンジン回転のもたつきが気になります。回転が上がる一瞬だけで上がってしまえば問題ないのですが、気になり出すと気になるものです。
キャブは一度バラして掃除しましたが再度の分解掃除です。
メインジェットが詰まっているようないないような......
取りあえず徹底して掃除して組みあげました。
ギョ、エンジンオイルが白く乳化してる!
エンジンオイルも入れようと、オイル缶から出てくるオイルをよく見たら、ナント乳化して白っぽい!!
2年ほど前から底の方に少しだけ入っていただけなので、中で結露した水分が災いしたようです。
となると、これまでに入れたオイルもこのような状態だった事になります。
この際、エンジンオイルもギヤオイルも全交換する事にし、エンジンオイルを買ってきました。どちらもSEA10W30のエンジンオイルで良いようです。
さて、オイルを抜くには。
ギヤオイルはドレンプラグがない!! どうして抜けば良いのだ?
エンジンオイルはドレンボルトを外して問題なく抜けました。
しかし、エンジンオイルの汚れ方は酷く、これまでに換えた事など無かったのか?と思えるほど。
全量交換を思い立って良かったです。 さて、問題のギヤオイルです。
マニュアルを見ても抜き方は何処にも書かれていません。もしやるのなら、ギヤケースの一番下のボトムカバーを外すしかないようですが、そこまでやってしまうとボトムカバーガスケットも交換しなければならなくなります。
今の段階では、そこまではやりたくないので、機械を傾けてギヤオイルの注入口から抜く事にしました。根気よくやれば抜けそうです。
ギヤオイルの交換は考えられていないようで、継ぎ足しだけでOKのようですが、自分の場合は乳化してしまったオイルを入れてしまったのですから、どうしても全量交換する必要があります。
何とかギヤオイルも殆ど抜く事ができ、新しいオイルを規定量まで入れてギヤオイル交換は完了です。
あとはエンジンオイルを入れるだけ。
と思ったらここからが一苦労でした。
入れても少し動かしてからオイルレベルを見ると下がってしまいます。エアーをかんでしまうのか、何回かオイルをつぎ足しては動かし、を繰り返してようやく規定量まで入りました。
最後にマニュアル見ていたら、キャブのリターンスプリングの組み方に方向がある事に気がつきました。エンジンの吹き上がりのもたつきはキャブの問題というより、エンジンを一定回転に保つガバナーの方に問題がありそうです。そんな不調もこのスプリングの向きを正規の方向にしたら、これで何とか問題解決してしまったようです。方向をどう使おうがスプリングの強さが変わる訳でも無いのに、何故なんだろうか?
点検完了
ホンダF220 購入後自分に出来る範囲の整備はほぼやり尽くしたようです。
お陰で現在は問題は全く無しで動いています。
一度管理機を使うと、もう鍬を使っての耕作はとても出来そうもありません。
でも、この購入代金でどれ程の野菜を買えるか?
そう思うと、野菜作りは随分金の掛かる趣味・道楽のようです。