四国遍路8日目 呉・大和ミュージアム

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松山ー呉フェリーで広島県へ

 

松山港 フェリー乗り場

フェリーの出航時間は6:20。しかしいつものように5時前には目が覚めてしまい、車内の片付けです。そのうちに大きなハーレーに乗った若い人が来ました。
話をしたら、熊谷から来たといい、仕事で1ヶ月の休みが取れたので長期旅行に出掛けたのだそうです。こちらも四国に来て以来一人ですから、これまで、ゆっくり人と話をする事はあまりありませんでした。
乗船手続きをして、乗船です。このフェリーは松山を出て、呉港を経由して広島までいきます。私は呉までなので、フェリー代金は9,300円。この中に運転手の乗船料は含まれています。

フェリーを使わなかった場合は、今治まで行って、しまなみ海道で尾道に渡り、そこから呉まで陸路で行く事になります。フェリーなら2時間ほどで呉に到着出来ますが、尾道経由の陸路では3時間半、有料道路代も4300円を超え、燃料代も3,500円ほどかかってしまいます。ここはフェリーが絶対お得です。

もう一つのルート「とびしま海道」

とびしま海道と松山・呉フェリー

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四国遍路7日目 48番 西林寺 〜 53番圓明寺

四国遍路の最終日スタート

伊予灘SA

4月10日に始まった四国遍路も7日目となり今日は4月16日。
朝は松山道のSAで目覚めです。
今日も天気は良いようで、結局四国で雨に降られることは無しで済みそうです。
明日早朝には松山を離れるので、今日が四国最後の一日になります。
松山道を次の伊予ICで降りて、一般道をそのまま48番 西林寺に向かいます。

48番 西林寺

西林寺山門

朝の混雑する時間帯でしたが、それ程の混雑も無く予定以上に早く到着してしまい、かなり待たなくてはならないようです。
いつものように参詣だけは済ませて納経所の開くのを待ちます。駐車場で自分より少し若い御夫婦と会い話をしたところ、この旦那さんは最近の定年まで、観光バスの運転手をしていたそうで、これまでに四国霊場や西国霊場巡りは何千回もして来たとの事でした。しかし、仕事では廻ったものの、個人的に廻ったことは無かったので、定年を期に奥さんと車での四国遍路を始めたのだそうです。
この方からいろいろな情報を仕入れて、おかげで助かりました。そして、今回最後の寺ではこの方に大感謝の出来事が待ち受けていました。 “四国遍路7日目 48番 西林寺 〜 53番圓明寺” の続きを読む

四国遍路6日目 39番 延光寺 〜47番 八坂寺

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高知から愛媛へ

四国八十八ヶ所には県ごとに名前が付いていて、 徳島県は発心の道場
発心は仏教用語で「悟りを求める心を起こすこと」とあります。
高知県は修行の道場
太平洋の海岸線をいく道程は札所と札所の距離が長く、まさに修行と呼べるのかもしれません。
愛媛県は菩提の道場
菩提とは煩悩を断ち切り、悟りの境地に達すること。発心、修行を経てたどり着いた地は八十八ヶ所の折り返しにあたります。
そして香川県は涅槃の道場
遍路で最後に訪れるのは弘法大師が生まれた香川県。長い道のりを超えてたどりついた先には煩悩から解脱した高い精神境地を表す涅槃の道場がひろがります。

となっているのですが、88番に辿り着けば自分にも高い精神境地を表す涅槃の道場が広がるのでしょうか。
先に進むに従い、煩悩から解放されるようですが、自分の遍路旅ではとてもそんな境地に達する事は無さそうです。というか、煩悩のない人生は何ともつまらなそうです。

明後日の早朝には広島県の呉港へのフェリーで四国を離れるので、それまでに松山周辺までは廻っておきたいところです。
そこまではクリヤーしておかないと、次回のスタートが厄介なことになってしまいます。
道の駅「すくも」でゴミは棄てて、出勤してきた昨日のおねえさんに挨拶して、まずは、高知県でまだ一ヶ所だけ残っている39番延光寺に向かいます。

39番 延光寺

延光寺山門

延光寺へは昨日の道を10Kmほど戻る事になります。朝のラッシュ時でも、それほどの混雑もなく20分ほどで到着しました。納経所が開くにはまだ時間があります。それまでの時間、他にすることもないので、いつものように今日一日分の納札へ書くべき事を記入して時間を潰します。一ヶ所2枚ですから、20枚も書いておけば今日の分は足りるでしょう。
そんなことしているうちに納経所の開く時間です。本堂と大師堂でいつものようにお参りして39ヶ所目の御朱印を頂きました。 “四国遍路6日目 39番 延光寺 〜47番 八坂寺” の続きを読む