伊豆88遍路歩き旅 第6回

いよいよ熱海峠を越えて伊豆東海岸へ出る

函南駅〜熱海駅 距離と標高グラフ

8月に函南駅まで進んだ伊豆遍路旅もいよいよ最大の難関、熱海峠越えです。峠までの登り坂は11Km、最大標高は735mと、数字を見ただけでビビってしまいそうです。

清水では名を知られる浜石岳でもその標高は706.8mですから、11Kmの斜面を歩いて浜石岳に登る感じです。11kmの平均勾配は5.3%

これはかなり気合いを入れて掛からないと酷い目に遭いそうです。おまけに途中でギブアップしたとしても公共交通機関がありませんから、残るは手段はタクシーだけになります。
しかし、この最後の頼みの綱のタクシーも、携帯は圏外(現地に行って判った)なので呼ぶ術も無い状況です。
結局、函南駅をスタートしたら熱海まで行くしか無いと言う事のようです。

7:30 函南駅をスタート

当初の予定では県道11号線(熱海函南線)に出て、そこから上がっていく予定でいました。しかし駅から11号線に出るには2Km 程戻らなければなりません
駅の向かい側の斜面に送水管があり、その横にかなり急な石段があるのを前回確認してありました。 “伊豆88遍路歩き旅 第6回” の続きを読む

伊豆88遍路熱海到着

3月にスタートした「伊豆88遍路歩き旅」も6回目で熱海まで来ました。札所も24番の般若院までクリヤーです。

これまで歩いて来た遍路路を繋げて見ると上記画像のようになりました。
距離にして115Km 。

全行程413Kmの四分の一を越えたばかりですが、一歩一歩は数十センチにしかならなくても10歩で数m、100歩で数十m、1000歩歩けば数百m進めます。

これから暫くは伊豆半島の東海岸を南下する遍路旅が続きます。年内に何とか河津までは辿り着きたいけど、果たして何処まで行けるか。

 

写真クラブ9月例会

自分の所属する(といっても数名)写真クラブでは毎月課題に沿った作品を2枚持ち寄って月例会を行っています。

今回の課題は「暑い!」だったのですが、なかなかこの「暑い」が撮れず、結局課題にはあまり絡まないような2枚になってしまいました。

緑響く:夏バージョン

緑響く 夏バージョン

一昨年も一度奥蓼科にある御射鹿池には行って、秋の紅葉した時の一枚は撮ってありました。

この御射鹿池は東山魁夷の「緑響く」に描かれた池と言う事で、朝7時にはもう何人か、カメラを構えて撮影中でした。
まだ朝早いので風も無く湖面は鏡のよう。

陸と池の境がど真ん中に来てしまいましたが、どちらに寄せても山の鞍部が入ってしまい、空が映ってしまうので、これが限度でした。

自己満足なのでしょうが、お陰で自分としたら以前の秋バージョンよりは良い結果になったと思っています。

炎天下

炎天下

もう一枚をどうしようかと100mmマクロレンズを着けて表の庭で被写体探しです。庭にはサルスベリが咲いてこれがそろそろ終わりを迎えようとしています。真っ青な空バックにこの花を撮ったら「暑い!」の課題にも絡むかもしれないと、さて、空を見ると青空は何処にも無し!
そこへ一匹の虫が旨い具合に飛んできてくれました。

マクロレンズを使った撮影は以前なら三脚を使っていましたが、EOS 5D Mk3 になってからはそれまでの5Dに較べれば圧倒的に早い連写モード頼りです。
三脚で固めたところで、風でも揺れてしまい、ピントはズレてしまいます。連写にすれば沢山撮った中の一枚くらいはドンピシャのピントになっている物もあるでしょう。
結果は十数枚の中でピントの合ったものは2枚しかありませんでした。
しかし、この写真の雰囲気では「暑い!」というより春の雰囲気になってしまいました。
「炎天下」というタイトルにはかなり無理があるようです。