伊豆88遍路_5

早くも5回目の伊豆遍路旅

赤のラインが今回の行程(約10Km)

3月のまだ寒い頃スタートした伊豆88遍路の旅も5ヶ月が経ち、早くも5回目になりました。
毎日のようにテレビでは熱中症の話が出てきます。そのような状況の中で炎天下を歩くなんて、廻りから見たらどのように見えているのでしょう。
自分達を追い越していく車の中では「この暑いのに、物好きなじーさん達だ!」なんて言われているのかもしれません。

前回のスタート地点に立つ

前回のゴールは22番札所・崇福寺近くにあった「公民館前バス停」
取りあえずはここまで行かなくてはなりません。三島駅から箱根行きの路線バスに乗って20分程で到着しました。
これまでお世話になってきた「修禅寺線」(正式には「伊豆箱根鉄道駿豆線」)にもこれから暫くは乗る事も無さそうです。

 8:30am とまだ時間も早く、それに少し風もあるので思った程暑くはありません。しかし暑くはないと言ってもそれは晴天の8月盛夏ですから快適なウォーキング日和とは言えません。
何とか熱中症にもならずに無事ゴールの函南駅に到着したいものです。

ここは11年前に歩いた旧東海道。あれから早11年の歳月が流れている事を思うと刻の流れの速さに驚きます。
この辺りは広い道路も出来て、あの頃とは景色も様変わりしていました。

月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也  芭蕉

10Km先の函南駅を目指してスタート

錦田の一里塚

スタートからずっと緩い下り坂ですから水を飲んで暑さ対策していれば体力の消耗はあまり無い筈です。

少し下ったところに「錦田の一里塚」があります。これは日本橋から28里目(112Km)の一里塚。左右の塚が残っている貴重なもので、大正11年(1922)に国の指定史跡になりました。

この一里塚を過ぎてしまうと見る物は暫くは無さそうです。もう少し史跡などがあれば楽しみも増すのでしょうが、何もない炎天下の車の行き交う舗装道路を歩くのは、体力以上にモチベーションを保つ事のほうが大変です。

今日のコースを地図で見ると、三島駅から駿豆線で大場駅まで来ても、次の札所の養徳寺はまだその先になります。
ショートカット無しで、前回のゴール地点まで行ってスタートするのは単なる自己満足でしか無いのかもしれませんが、やはり遍路道は最後まで一筆書きで繋げていきたいです。

下りが続き少しは楽なのでしょうが、少しでも日陰を歩きたいです。
何だったか?

ウンザリする歩き旅ですが、ようやく大場駅まで来たところで一休み。ここまでは札所がないです。スタートから1時間40分経過してはいますが時刻はまだ10時10分。この調子では昼前にゴールしてしまいそうです。

修禅寺線、大場駅
駅のベンチで暫しの休憩です

熱函道路の上り坂

大場の駅を過ぎて暫くすると熱海峠を越えて熱海に抜ける熱函道路の上りになります。まだまだ傾斜は緩いのですが、これがずっと続くと流石に汗が噴き出しました。さっきまで吹いていた風も止まり、おまけに気温もかなり上がってきているようです。三島の今日の最高気温は34度の予報が出ていました。
34度となると、運動は止めて、屋内に入るように言われるような気温です。

この先から熱函道路の緩い登り坂になる

天地神社

緩い坂道をずっと登って来て汗グシャになった頃、養徳寺の入り口に来ました。養徳寺の隣には樹齢800年といわれる大楠の木がある「天地神社」が有るようなので、寄ってみました。
この大楠の木、800年も生き続けているだけに流石に大きいです。

根廻り 30.0m
目通り 13.5m
樹 高 21.5m
枝張り  東西35m 南北25m
と結構太いです。

人と較べるとその大きさが分かります
天地神社拝殿

これまでの街道歩きでも巨木は何カ所かで見てきましたが、これはこれまで見た中では最大級の巨木です。800年(推定)という樹齢でありがなら樹勢は旺盛でこれから先もまだまだ樹齢を伸ばしていきそうな大楠でした。
こんな木に較べれば人一人一人の存在など微々たるものに感じてしまいます。
境内ではお盆の祭りの準備なのでしょうか。若い人達が準備の真っ最中でした。

20番札所・養徳禅寺

天地神社の裏手に廻り、一旦下ると、正面にあるのが20番札所の養徳寺です。入り口の石碑には「養徳禅寺」となっているように禅宗、臨済宗のお寺です。
この養徳寺が20番札所となっていますが、どうも順番が前後しているようで不自然です。

養徳禅寺

以前の遍路道は22番の崇福寺から寺の前を通る旧東海道で箱根を越えていた事も考えられますが、それにしても三島駅の近くにある蓮馨寺が19番で一旦20番の養徳寺まで戻り、そこから再び北に向かい21番龍澤寺、22番崇福寺というのは何とも無駄に歩く事になってしまいます。
もしかしたら、以前、三島駅近くにあった20番札所となっていたお寺が抜けて、そこに入ったのがこの養徳寺と考えれば辻褄も合いそうなのですが、どういった理由で20番がこんな所にあるのか知りたいところです。

子育観音だったか?
以前の鬼瓦?
暑い!!!

丁度お盆の時期と言う事もあり、境内には墓参りに来た家族が何組か見受けられました。お寺もそこそこ大きいです。それにもまして大きいのは墓地の広さ。墓地の面積は本堂裏の斜面、かなり上まで広がっていました。

実は、ここまで来る途中でようやく気がつきました。
あーーっ、御朱印帳忘れた!!!!
何て事だ!!

まぁ、松崎にあるお寺で参詣した証明の出来る写真等があれば、そこで纏めて頂けると言う事なので何とかなりそうです。
実は伊豆88遍路の御朱印帳は既に文字は書かれている一枚一枚をルーズリーフのように綴じてある形式のもので、参詣した際には、これに法印を打って頂くだけ。
この一枚一枚はあとで差し替えが出来るようになっています。
このお寺もあまり見るような物は無さそうです。ガイドブックによれば、見所は枯山水の庭となっていましたが、この庭と言うのはもしかして本堂前にあった庭らしき物?なのでしょうか?

函南駅へ!!

今日の行程で参詣できるのはこの養徳寺1寺だけなのです。
ここから函南駅までは2Kmほど。
大した距離でもありませんが、気温の上がってきた炎天下では体力の消耗はかなりのもので、たった2Kmでも苦労しそうです。それでも日陰に入ると結構涼しく感じられますから体感ほどに気温は上がっていないのかもしれません。

次回、函南駅から遍路道に出るには今歩いて来た道を2Kmも戻るしか無いのか?。それも今度は登り坂になります。
国土地理院の地図で見ると、駅の近くから真っ直ぐに上に延びている道らしき物が記載されています。ここを通る事が出来れば最短コースで遍路道に戻れそうです。
次回の為に、確認してみました。
入り口は急な石段で、上がりきると大きな擁壁があり、その横を抜けて裏に回ってみたところ、水道の送水管が上から急角度で降りてきていました。送水管に沿って超急傾斜の石段が続いています。どうやら地図に載っていた道らしきものはこの石段のようです。立ち入り禁止の表示も無いので通る事も出来るようです。
しかし、この急傾斜の登りがスタートとなると、次回は最初からエラい苦労をしそうです。

冷川を渡ると函南駅までの最後の登り道。駅は結構高台を走っているので、そこまでが最後の苦行になりました。

温泉に浸かってカンパーイ!!!

12時前にはゴール出来たので、このまま帰るには早すぎます。それにビールでも飲みながら昼食も摂りたいところ。
調べてみたら原駅の近くに食事も摂れる日帰り湯があるようです。

ところが、原駅で降りて歩き始めたところでよく調べてみたら1Km程歩かなくてはならないようです。
炎天下を1Km歩き、風呂に入ってから呑んだビールは最高に
旨かった!!!

次はいよいよ熱海峠越え。
これは少し暑さが遠のく時期まで待った方が良さそうです。

次回のコース標高グラフ

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