大正初期、清水区庵原地区を走っていた軽便鉄道がありました。
この軽便鉄道は「庵原軌道」といい、江尻から庵原の金谷までの5.5Kmの間に10駅がありました。
開業は大正2年でしたが、廃業は同4年。営業したのは僅かに2年間という短いものでした。その為に資料などが殆ど残っていなく、幻の庵原軌道と言われています。
以前から何か資料などないものか、と探してはいましたが、既に100年以上も昔の事で、調べてみても既に知られているものばかりでした。
今年2月に知人の家で、家を貸せるようになったので、中にある古いものを捨てると聞きました。欲しいものがあったら貰えるというので、いくつかの古い書類の束を貰ってきましたが、これらを細かく見ていたら、「大正弐年上半期 第六回事業報告書 庵原軌道株式会社」と題された小冊子がみつかりました。
なんと、開業した年の庵原軌道の事業報告書です。
あったのは第六回の報告書だけでしたが、貴重な資料です。
このまま置いても何処かに行ってしまうだろうと思いpdf化しました。
pdfファイルにリンクを張っておきましたので、興味のある方はどうぞ。
庵原軌道
庵原軌道 事業報告書 発見
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