西国巡礼第4回 2日目

2日目 2018.12.16

ホテルからの朝焼けの空

昨夜は近くにあった居酒屋での夕食になりました。早い時間に戻って来ましたが、前日の睡眠不足でバタンキュー状態でした。

翌朝、ホテルの部屋からは綺麗な日の出を見る事が出来ましたが、朝焼け状態。どうやら今日の天気は下り坂で、晴れているのは午前中だけのようです。

 

興福寺南円堂

南円堂

数年前、西国巡礼を始めるまでは、興福寺五重塔を見る事はあっても南円堂は知りませんでした。
五重塔から振り向けば、正面に南円堂は見えていたのに、そこまで行く事はありませんでした。

興福寺は藤原氏の氏寺で、この南円堂は藤原冬嗣が創建しました。本尊の不空羂索観音は運慶の父である康慶の作
冬嗣が弘法大師のすすめにより、一族の守本尊だった観音を一般民衆に解放する為に新たに作ったお堂がこの南円堂です。当時の貴族としたら結構太っ腹な人だったようです。 “西国巡礼第4回 2日目” の続きを読む

西国巡礼第4回 1日目

1日目 2018.12.15

5月に始まった西国巡礼も4回目。今回は大阪、京都、滋賀、奈良、と4県をかけずり回り番外も含む8札所を廻ってきました。
丁度この時期関西は二日間とも寒い日との予報でしたが、思っていたほどの寒さでもなく助かりました。
清水を5時に出て、高速道路を西へ、西へ。名神高速大山崎JCからは京都縦貫道に入り、これを長岡京ICで降りて丹波街道を北に向かいます。

この辺りには平城京から平安京に遷都されるまでの10年程の間、長岡京がおかれていました

大原野で丹波街道を離れ西の山に向かい、急坂を登れば善峯寺の駐車場です。

尚、今回も一秀翁から句を頂いたので掲載しておきます。

20番 善峯寺

 

堂々たる山門です。

善峯寺は11世紀初頭の長元3年(1030)、源算上人の建立によるものです。上人が初めてこの地を選んだ時、山が険しく苦労していると、猪が沢山現れて踏みならしたという言い伝えがあります。

来年の干支も亥ですから、このタイミングで来た事も何かの縁かもしれません。

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西国巡礼第3回 2日目

第3回、西国観音巡礼 2日目

昨夜は爆睡しました。お陰で昨夜風呂に入ったのかどうかも記憶から消えてしまっていました。
でも、下着は替えて、浴槽も濡れていたのだから多分?入ったのでしょう。最近、夜の記憶が度々消えます。
歳か....

25番札所 御嶽山・清水寺

宿を出てまずは東に向かい25番札所の清水寺を目指します。

西国霊場には清水寺が二つあり間際らしいのでこちらの清水寺は播州清水寺と呼ぶのが一般的です。

白洲正子著「西国巡礼」では
“車を降りてから山上の寺までは、さらに十八丁ほど歩かねばならない”
と書かれていますから、この当時にはまだ境内までの車の登山道は出来ておらず、下から約2Kmの山道の参道を歩かなければならなかったようです。
今では車で10分も上れば山門前の駐車場に到着しますから巡礼旅も随分と楽になったものです。
山門も以前は旧参道を登り切った所にあったようですが、台風で倒壊してしまい、その時にこちらに移されました。 “西国巡礼第3回 2日目” の続きを読む